かんむり座｜Corona Borealis

かんむり座の特徴

かんむり座は北半球の星座で、この星座の特徴は、半円形の七つの星からなる明瞭なパターンで、それがまるで王冠のように見えるため、この名前がつけられました。

かんむり座は小さい星座ですが、その形は非常に明瞭で覚えやすいです。また、この星座にはあまり明るい星がなく、都市部では見つけにくいかもしれません。

しかし、暗い場所ではその美しい半円形がはっきりと見えます。

日本ではくるまぼし（車星）首飾り星と呼ばれている地位域もあります。

かんむり座にまつわる神話

かんむり座は、ギリシャ神話に基づいて名付けられています。

アリアドネという美しい女性が登場するこの神話は、愛と裏切りの物語です。

アリアドネはミノス王の娘で、彼女は英雄テセウスに恋をしました。
テセウスが迷宮でのミノタウロスとの戦いを生き抜くため、アリアドネは彼に糸玉を与えました。
テセウスはミノタウロスを倒し、糸玉のおかげで迷宮から脱出することができました。
その後、テセウスはアリアドネを妻にしましたが、彼女を島に置き去りにしました。
天神ディオニュソスがアリアドネを見つけ、彼女を妻にしました。

そして彼女の冠を天に放り投げ、それがかんむり座となりました。

かんむり座が見れる季節・探し方

かんむり座は春から夏にかけて見ることができ、特に5月から7月が最適です。

北半球では、これらの月に夜空を見上げると、ほぼ真上に位置しています。
その半円形からなる独特の形状を探すと、かんむり座を見つけることができます。