ごく最近発見された彗星『ツチンシャン・アトラス彗星』が2024年の秋頃に地球から見ることが可能です。
この彗星は肉眼でも観測可能だという噂があり、なかなかない珍しい機会です。
せっかくなので2024年9月に現れる明るい彗星について知っておき、ぜひ観察してみましょう。
2024年9月27日に現れる巨大彗星
2024年9月27日は、天文学界や星空を愛する人々にとって特別な日になるかもしれません。
その理由は、「ツチンシャン・アトラス彗星」という巨大な彗星が、地球に接近するからです。
ツチンシャン・アトラス彗星が注目される大きな理由の一つは、その明るさです。
非常に明るくなるため、肉眼でも観察可能になる可能性があります。
近年稀に見る大彗星『ツチンシャン・アトラス彗星』を語る
2023年に発見されたばかり!新彗星のツチンシャン・アトラス彗星
2023年1月9日には中国の紫金山(ツチンシャン)天文台が初めてこの彗星を確認し、 続いて2月22日には南アフリカのATLAS望遠鏡が発見を報告しました。
この彗星は「Tsuchinshan-ATLAS」とも「紫金山・アトラス彗星」とも称されており、 名前には発見に関わった両施設の名前が含まれています。
この彗星は、太陽系の遥か外側にあるオールトの雲からやって来たと考えられており、 約8万年前にも地球の近くを通過した可能性があるとされています。
肉眼で観れる彗星は超超レア!
肉眼で見える彗星は非常に珍しい出来事です。
実際、1998年に見られたヘールボップ彗星以来、かなり明るく肉眼で観察容易な彗星は登場していません。
そんな中、ツチンシャン・アトラス彗星には特に大きな期待が寄せられています。
なぜなら、この彗星は金星並みに明るく輝く可能性があると言われているからです。
彗星が消えてしまう可能性もある
実は彗星は見えずに消えてしまう可能性があります。
その理由として彗星の主成分は氷であり、この冷たい訪問者は太陽系の非常に遠いところからやって来ます。
その長い旅の間に、彗星は太陽に向かって内側に移動しますが、その過程で太陽の強い熱にさらされ溶けて小さくなってしまう可能性があります。
これが彗星の尻尾と言われる物の正体で消えてしまうかもしれない原因です。
特に、ツチンシャン・アトラス彗星のように、遠くから来る彗星はこのリスクが高いとされています。
彗星が地球の近くを通過する際には、太陽の熱で氷が蒸発し、その美しい尾を形成しますが、 彗星自体が消耗してしまいます。
ツチンシャン・アトラス彗星が無事に美しい姿で見えることを願いましょう。
観測チャンスはいつ!?
観測チャンスを最大限に活かすには、東の空、太陽に最も近づくタイミングを狙うのがベストです。 特に、ツチンシャン・アトラス彗星にとって、そのチャンスはいくつかあります。
ぜひ最高のタイミングで観測してみてください。
1回目のチャンス9月
まず1回目のチャンスは9月にやってきます。 彗星が太陽に一番近づくのは9月28日です。
しかし、9月中旬までは日本からは観測が難しい状況にあります。
ただ、9月中旬以降、特に明け方の東の低空では、彗星の尻尾の部分が見える可能性があります。
この時期、彗星がどのように輝いているのかを見ることができるかもしれません。
2回目のチャンス10月
次に、10月にもう一度チャンスが訪れます。 10月20日には彗星が地球に最も近づくため、この期間は特に注目です。
10月の中旬から、今度は西の低空で再び彗星が見え始めるでしょう。
しかし、この時期は月や太陽の影響もあって、観測は少し難しくなります。
空が明るくなる前の短い時間を狙う必要がありますが、その価値は十分にあります。
最後のチャンス11月
最後の観測チャンスについては、10月21日以降がポイントです。 この期間には月が遅く上るため、夜空がより暗く、観測に適した条件となっています。
しかし、彗星自体の明るさがかなり暗くなっていることには注意が必要です。
このため、彗星を見つけるためには、より暗い場所での観測が推奨されます。
まとめ
ツチンシャン・アトラス彗星は期待大の巨大彗星です!
日本では彗星は昔から箒星と呼ばれ親しまれてきました。
特に、二つの光の尻尾がとても印象的で『君の名は』などの、さまざまなアニメの題材になってきました。
そんな美しい姿をした彗星を見れる機会はなかなかないので巨大彗星の可能性が高いツチンシャン・アトラス彗星は見逃せませんね!
今度来るのは何千年も後なので生きて孫の孫の孫の…子孫が見れるかわからないくらいとても珍しい物なのでこの機会にぜひ一眼見ておきましょう
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