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キャンパーが伝える!夏の星空を楽しむキャンプのポイント

近年大規模なキャンプブームが到来しアウトドアに対して注目が集まっています。中でも今回は天体観測を夜通し楽しめるキャンプの方法を野外活動のプロフェッショナルであるボーイスカウト歴15年以上のキャンパーがその魅力と方法をお伝えしていきます

もくじ

星空を楽しむ!キャンプの魅力

まず、キャンプ場は星空を楽しむのには最も適している場所と言えます。

まず車がない学生でも夜通し星空を楽しむことができます。移動手段が電車しかない人にとって天体観察というのはとてもハードルの高いことです。早めに撤収して帰るとなると、見逃してしまう星や天体イベントもあるかも知れません。しかしキャンプなら一晩中ずっと星を楽しむことができます

キャンプ場は電灯などが少なく星の輝きを普段の何倍にも感じることができるでしょう。

キャンプでしかできない天体観測のポイントを知っておきましょう!

魅力その壱「都会では体験できない自然豊かな空間」

キャンプの一番の魅力はなんと言っても非日常です。都市の雑踏から離れ、自然と一体になる機会を提供します。

周囲を静かな自然が包み、空には無数の星が輝いている夜空は、日常のストレスから解放してくれます。

星空の美しさは言葉で表すのが難しいです。美しい星の写真はインターネットに大量にありますが、そのどれもが実際に体験した感動を超えることはなかなかないでしょう

都市の明かりが少ない場所で、天の川が天空を覆い、星々が輝いている様子は壮観であり、これを体験するために多くの人々がキャンプに出かけます。

スマホはカバンの中にしまい、デジタルデトックスをして星空を大いに楽しみましょう!

ハンモックがあると、雰囲気が出るのでおすすめです!

魅力その弐「孤独を楽しむ/友人と絆を固める」

ソロキャンプは、自分だけの時間を持つための最良の機会です。毎日の生活での雑音から解放され、星空の下で過ごす時間は、自分自身と向き合い、内省するための場所となります。星空の下で過ごすことは、心身の健康にも良い影響を与えます。新鮮な空気を吸い、美しい自然の風景を見ることで、ストレスが軽減され、リラクゼーションが得られます。

またキャンプは家族や友人との絆を深めるのに最適なです。一緒にキャンプファイヤーを囲み、星を観察し、その美しさと静けさを共有することで、人間関係が深まるでしょう。

特に流星群の季節は1人キャンプよりも友人とのキャンプをお勧めします。流星群は見ていた方角によって見えたり見ていなかったりゲーム性があります。また同時に大きな流星を見た時に感じる興奮は一生の思い出になること間違い無しです。

ラジオでより孤独を楽しむ

一人夜空を見ながら届いた電波が音楽を響いている…この雰囲気が好きなキャンパーは多いようです。ぜひラジオを持ってキャンプに出かけましょう。

魅力その参「食事をしながら星を楽しめる」

キャンプの魅力といえばやはり食事です。アウトドア飯にはBBQからカレーまで、外で食事でするだけでなぜか美味しさが上がります。それも星を見ながら食事を楽しめるとなるとこれ以上のものはありません。

都会でも星が見えるレストランというのはいくつかあります。しかしこういったお店は雰囲気を大切にしており食事も豪華で高価なものが多くフレンドリーライクというよりかはカップル向けの印象です。友人たちとやいやい言いながら、自分たちで作った食事を満点の星空を楽しむことは、見栄を張らない自分自身を曝け出せる心地いい食事ができます

以下はおすすめのキャンプレシピです!参考にしてみてください!

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キャンパーしか知らない!星がよく見えるキャンプ地選びのポイント

近年キャンプが流行ったこともあり未整備だったキャンプ場が民営化し整備され気軽にキャンプ場に行けるようになりました。初心者キャンパーでもキャンプしやすくなりましたが、その反面、真っ暗だったキャンプ場が明るくなって天体観察に適切な環境では無くなってきている箇所も多いのが現状です。この項目では天体観察を行うのに最適なキャンプ場の選び方を紹介します。

その壱「光害を避ける」

まずは大まかに場所を決定するのにあたり光害を調べておきましょう。

市街地や大きな施設から遠く離れた場所を選ぶことは、星を見るための基本的な条件です。都市の明るい灯り(光害)は星の視認性を大きく低下させます。

光害マップ

Light pollution map

その弐「開放的な場所を選ぶ」

キャンプ場は大きな木々や高い山に囲まれた場所が多いです。視野を制限し、星を見るが難しくします。より開放的な場所を選ぶことで、広範囲の星空を一望することができます。

山の中にあるキャンプ場より湖畔のキャンプ場や海の近くのキャンプ場が開放的でオススメです。ただし、安全性も考慮に入れる必要があります。特に川の近くでテントを立てるのは絶対にやめましょう。寝ている間に川が増水した時危険です。

水辺からは十分な高さをとり50m以上は離れた箇所にキャンプを計画しましょう

無人の場所や野生動物の出没する場所はできるだけ避け、安全にキャンプできる公式のキャンプ場を選びましょう。

おすすめはオートキャンプ場

車の乗り入れが可能でテントの設営場所のすぐ近くに車を停めることができます。
天体望遠鏡など重い荷物が多いので天体観察を目的としたキャンプ場選びは、
人が少ないオートキャンプ場で調べるといいでしょう!

その参「下見は大事」

キャンプ地を決定する前に、事前にその場所を訪れてみることは非常に重要です。下見を通じて、その場所が星を見るのに適しているか、必要な設備が整っているか、安全性は確保されているかなどを確認してください。

また、下見を通じて周辺の地形や風向きを把握し、テントを設営する最適な場所を見つけることもできます。

絶対ダメなのは管理棟の近くとトイレの近くです。夜になっても防犯上明かりが消えないキャンプ場が多いです。

下見でテント設営する場所(テントサイト)を決める際には必ず下見を行うようにしましょう

キャンプ地の安全とマナーについて

キャンプに限らずこう言ったアウトドア活動はマナーがとても重要視されます。
マナーが悪いと最悪の場合、来年度から使用できないなんてことが往々にしてあります。

ただ、こう言ったものはローカルルールでわかりずらく守れているか心配と思いますので
基本的なキャンプ場のルールを記述します。

  • 直火禁止(地面に直接火を置いてはならない。かまどや焚き火台などを使用すること)
  • ゴミは持ち帰り(ゴミ箱がないキャンプ場が多いです。分別して持ち帰りましょう)
  • 飲酒禁止(青少年野外活動センターの場合、多くが飲酒を禁止しています)

それぞれのキャンプ場でルールが違うと思いますので上記のルールを管理事務所に確認しマナーを守るようにしましょう。

キャンプで使いたい天体観測の極意

ボーイスカウトの野外活動で学んだ、自分の力だけで行うアナログな天体観測の方法をお伝えします。

スマホやコンパス(方位磁石)を使用しない方位や方角の知り方を紹介するので、キャンプは星座早見盤さえ持っていけば見ることができそうです。

コンパス無し!北極星を見つける方法

【北斗七星を使った方法】

①北斗七星を見つける

明るく、特徴的な形をしている北斗七星をまずは見つけてください。「ひしゃく」の形をした7つの星の並びがあればそれが北斗七星です。

②北斗七星の「カド」から北極星を見つける

北斗七星のひしゃくの部分にある最後の2つの星、柄杓で言うすくうところのカドの星を見つけます。これら2つの星を結ぶ線を延長すると、その方向に北極星があります。

③距離を測る

「カド」の2つの星を結ぶ線を5倍に延長すると、その先に北極星が見つけられます。北極星はそれほど明るい星ではありませんが、他の星とは違ってほとんど動かないため、位置を確認することができます。北極星の場所がわかれば、そこの真下が北です。

【カシオペア座を使った方法】

北斗七星が見えない場合はカシオペア座を使いましょう。

①カシオペア座を見つける

カシオペア座は、「W」または「M」の形をした明るい5つの星からなる星座で、天の川の近くに位置しています。この星座は、通年を通じて北半球の夜空で見ることができます。

②中央の星を基準にする

カシオペア座の「W」または「M」の形の中央にある星を見つけます。この星を基準にして、両端の星への線を想像します。

③北極星の位置を特定する

カシオペア座の中央の星から直線に引いた線の方向を追うと、その延長線上に北極星があります。カシオペア座の形状から見て、その「開いている」側が北極星の方向を示しています。

角度計測

天体観測において手を使って角度を測定する方法は比較的簡単で、地球上のどこからでも使用することができます。

手のひら: 腕をまっすぐ伸ばし、手のひらを挙げたときの親指から小指までの間隔はおおよそ20度です。
: 拳を作り、腕をまっすぐに伸ばし、親指側の拳の下から小指側の拳の上までの間隔は約10度です。
一本の指: 腕をまっすぐ伸ばし、一本の指を立てたとき、その幅は約1度です。ちなみに、この1度の幅は満月や太陽の大きさとほぼ同じです。

夏の夜空に見られる主な星座と天体

夏の大三角

夏の大三角とは、ベガ、デネブ、アルタイルという3つの明るい星で形成される大きな三角形のことを指します。それぞれの星はこと座、はくちょう座、わし座の一部で、その明るさから見つけやすい星座となっています。

この大三角形、これら3つの星がそれぞれ異なる距離にあります。ベガは私たち地球から約25光年、アルタイルは約17光年、そしてデネブはなんと約1400光年も離れているのです!

さそり座

天の川のはしに目立つ赤い星とその周りの星、さそり座はその形状から名付けられました。さそりの心臓部を表す明るい赤色の星、アンタレスは夏の夜空で最も目立つ星の一つです。

さそり座の尾は長く湾曲しており、他の星座とは一線を画す形状をしています。アンタレスは「マーズに似たもの」を意味する名前を持っていることです。これは、この星が赤く輝くため、古代の観測者が火星と混同しがちだったからです。

天の川

この時期の天の川は、その美しさだけでなく、さまざまな天体観察の楽しみを提供しています。たとえば、さそり座やいて座などの夏の星座、そしてその周りを囲むように広がる天の川は、まるで天空の川のように見えます

また、天の川を見るときには南北に延びるそのラインを目印に、夜空の南北を知ることもできます。そして、天の川が地平線から天頂にかけて大きく湾曲して見える様子からは、私たちが銀河系の一部であることを実感することができます。

夏の夜、都会の明かりから遠く離れた場所で、天の川が静かに流れる姿を見るのは、まさに忘れられない経験となるでしょう。

まとめ

星空とキャンプの魅力は伝わりましたか?

星空とキャンプは、本当に楽しい組み合わせです。暗い夜を選ぶ、光の少ない場所を見つける、自然を楽しむ、星座について学ぶ。これらがキャンプで星空観察を楽しむポイントです。

星空は、その場所とその時間だけのもの。これは大きな魅力です。自然と一緒に大きな宇宙の一部を感じることができます。それは何とも言えない素晴らしい体験です。

しっかりと準備をして、夏の美しい星空を楽しんでください。その魅力をたくさんの人と共有しましょう。

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