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国立天文台望遠鏡キットを作ろう”最短30分”夏休みの自由研究にも!『写真30枚で解説!』制作レビュー

夏休みの自由研究にぴったり!
国立天文台の組み立て式望遠鏡を作って使ってみよう!

もくじ

国立天文台の組み立て式望遠鏡とは?

国立天文台が提供する組み立て式望遠鏡は、望遠鏡制作キットで自分で組み立てて完成させることができるキットです。

この望遠鏡は、初心者でも簡単に作れて簡単に扱える設計になっています。

この望遠鏡キットの利点は

  • 自分で作って構造を学べる!
  • 天体観測(自由研究)のツールになる!
  • 作って終わりじゃないから自由研究のボリュームが増える!

と夏休みの自由研究にピッタリすぎる内容のためオススメです。

特に国立天文台が販売しているため信頼性は抜群で、耐久性も十分です。

キットには詳しい説明書が付属しており、数ページで容易に組み立てることができます。

組み立ての流れ

ステップ1|パーツの確認

キットに含まれている全てのパーツを確認しましょう。
レンズ、筒、台座など、一つ一つ丁寧にチェックすることが大切です。

特にレンズは望遠鏡の要、全てしっかり入っているか確認しましょう。

分かりおずらいですが、白く薄い紙に包まれているものは全てレンズが入っています!
写真右側のかなり小さな白い紙も緩衝材ではなくレンズなので注意して扱いましょう!

その制作のステップに入るまで箱からパーツを出すのは避けましょう
特にレンズは見た目が似ているのでなんのパーツかわからなくなります。

説明書をよく読み、どの順番でパーツを組み立てるのかを把握します。 各ステップがイラスト付きで詳しく解説されているので、 初めてでも安心です。

ステップ2組み立て開始

説明書に従ってパーツを組み立てていきます。 ネジを使う場面もありますが、2種類のネジで長いネジ短いネジそれぞれ4本ずつだけなので、 丁寧に進めれば難しくはありません。 約30分〜1時間ほどで完成します。

鏡筒本体の組み立て

本体(鏡筒と言います)のパーツは大きく分けて3つ
メインのレンズが入る鏡筒、ピントの調節をする螺旋式の箇所、カメラ三脚に接続するリングです。

一番大きなレンズは対物レンズと言います。
対物レンズは、顕微鏡や望遠鏡の先端にあるレンズで、見たい物の近くにあります。このレンズは、見たい物から来る光を集めて、はっきりとした像を作ります。対物レンズのおかげで、細かい部分まで見ることができるのです。

レンズを持つときは側面を持ちましょう!指紋はカビの原因になります!

レンズを鏡筒にはめるときに注意するのは薄い方を外側にしてはめることです。
レンズの向き一つで望遠鏡が使い物にならなくなってしまいますので注意してレンズを鏡筒にはめましょう。

鏡筒には長いネジ4本を使用します!
キットに付属しているネジを使用して付属のドライバーを使ってしっかりネジを締めましょう!

接眼レンズの組み立て①

接眼レンズ(せつがんレンズ)は、望遠鏡で使われるレンズの一つで、目に近い側に取り付けられているレンズです。観察するときはこのレンズを通して像を見ることになります。接眼レンズは、対物レンズが作った像をさらに拡大して、目で見えるようにします。

簡単に言うと、接眼レンズは、対物レンズが作った拡大像をもう一度大きくして見せてくれるレンズです。

なんと国立天文台の組み立て式望遠鏡は2つも接眼レンズがついています!
見える距離が違うので使い分けましょう!

ゴツゴツした接眼レンズは低倍率で広い範囲で星を探せます!まずはこの接眼レンズで観測しましょう

中くらいのレンズ1つ、小さいレンズは3つついています!間違えないように説明書をしっかり読んで組み立てるようにしましょう!

1つ目の接眼レンズは中くらいのレンズと薄い小さなレンズを使用します。
方向に注意してレンズをパーツにはめ込みましょう。

このような形になれば正解です!
膨らんでいる方が幅広い方に向いていれば正しく望遠鏡として見ることができます。

接眼レンズはそれぞれ小さいネジを2本使います。
ネジで止めた後は目に触れるリングのパーツをはめるのですがここは硬いので丁寧にゆっくり
怪我に気をつけてはめ込みましょう!(私は手のひらを挟んでケガをしました…)

1つ目完成!

接眼レンズの組み立て②

2つ目の接眼レンズです!こちらの方が高倍率で小さな天体を見ることに適しています!
1つ目の接眼レンズで星を見つけてこちらの接眼レンズに入れ替えましょう。そうするとかなり詳しく星を観測することができます。

同じサイズのレンズ2つ使用します。
かなり小さいので誤飲や紛失に気をつけましょう!

膨らんでいる方を向かい合って配置します。

先ほどと同じように、接眼レンズはそれぞれ小さいネジを2本使います。
ネジで止めた後は目に触れるリングのパーツをはめるのですがここは硬いので丁寧にゆっくり
怪我に気をつけてはめ込みましょう!

2つ目完成!

本体の完成

接眼レンズは2つあるので使う状況に合わせて使い分けましょう。
基本は大きい方の1つ目の接眼レンズを使うのが良いと思います。

接眼レンズが完成したので鏡筒と合体させましょう。
接眼レンズは2つありそれぞれ付け替え式になっていますが基本的に接眼レンズはつけっぱなしにしましょう。

望遠鏡の一番の敵は埃と湿気です。レンズの内側に埃が入らないようにつけっぱでいいと思います!

最後に蛍光シールを貼って完成です!

黒くてかなりかっこよくて立派です!
他の組み立て式望遠鏡より少しサイズがデカく、プラスチック製なので耐久性も期待できます。

ステップ3調整と確認

組み立てが完了したら、レンズの調整や筒の角度を確認しましょう。
これで望遠鏡が正しく動くかどうか色々実験してみましょう!家の中で遠くのものを観察してみてもいいかもしれません!

望遠鏡は三脚がないと観測できません!カメラ三脚に接続できるので家にある三脚を使いましょう!

天体観察の準備

望遠鏡を使う前に、天体観察に適した場所を探しましょう。
街の明かりが少ない場所や、晴れた夜がおすすめです。
また、事前に観察したい星や惑星を調べておくと、より楽しめます。

下のサイトは今日の星空何が見えるか、簡単に分かります。

望遠鏡に三脚を取り付けよう!

望遠鏡を三脚にしっかりと固定し、観察したい天体に向けます。
この望遠鏡はカメラ用三脚のクイックシューに対応しているため、ねじまき式の普通のカメラ三脚を使うと良いでしょう

観察の時には暗い場所に設置することになるので足元に何かものは落ちてないか確認しておきましょう。最初は月などの大きな天体を観察しましょう!

パーツの解説

接眼レンズ大
倍率:16倍/低い
見える範囲:広い
明るさ:明るくなる

接眼レンズ小
倍率:66倍/高い
見える範囲:狭い
明るさ:暗くなる

観測の時は倍率が低い方(レンズ大)で見てから高い方(レンズ小)に差し替えましょう

観察の際は、ゆっくりと焦点を合わせることが大切です。
焦らずにじっくりと調整することで、より鮮明な画像を得ることができます。

太陽だけは絶対に見てはいけません!!失明します。

作る上での注意点

注意点

  • パーツを紛失しないように注意しましょう。特にレンズとネジは注意です
  • 組み立て時には力を入れすぎないように、丁寧に作業してください。
  • レンズの表面は触れてはいけません! 指紋がつくだけでなくカビの原因になってしまいます。持つときは側面を持ちましょう。
  • 説明書にも記載されていますがレンズの向きは注意深く確認が必要です。
  • 接眼レンズの最後の組み立ては少しだけ硬いので注意が必要です。私は指の皮を挟みました。

使用感とレビュー

実際に国立天文台の組み立て式望遠鏡を使ってみた感想をお届けします。

良かった点

  • 組み立てが簡単で、少ない時間で制作できます。
  • 初心者でも扱いやすく、天体観察が楽しくこと間違いなしです!
  • こうした組み立て式の望遠鏡で接眼レンズが2個ついていて倍率を変更できるというのは非常に珍しいです。 観察のパターンを変更することができるので自由研究にピッタリでしょう。
  • 本体5000円台で価格がかなり手頃です。一シーズンだけ使うにしても十分なコスパの良さを発揮しています。
  • プラスチック製なのである程度の耐久性はあります。組み立て式望遠鏡は紙製が多いのでここが一番の相違点ですね。
  • スマホ撮影用の補助リングを付属しているので毎日の記録をスマホで撮影できます。

難しい点

  • かなり小さいネジを利用する上ドライバーを使うので小さいお子さんには注意が必要
  • ピントを合わせるために筒を回転させるのだが、回すと見ていたものがズレて見えなくなってしまいます。 そのため、しっかりとした三脚を使用する必要があります。

まとめ

国立天文台の組み立て式望遠鏡は、夏休みの自由研究にぴったりのアイテムです。 組み立てる楽しさと、実際に天体を観察する喜びを両方体験できます。 ぜひこの夏、家族や友人と一緒に天体観察を楽しんでみてください!

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