太陽系最大の惑星である木星には様々な謎や不思議、意外な真実があります。
今回は10個ほど木星に関わる雑学や豆知識をまとめましたので
ぜひご覧になって不思議で壮大な木星を観測してみましょう!
この記事では、明日話せるような木星の雑学を10個厳選しました!
気になったトピックだけでもチェックしてみてください!
豆知識1|木星の衛星の数はなんと〇〇個
地球の衛星が月一つだけなのに対し、木星や土星には非常に多くの衛星があり木星は現在95個の衛星が発見されています。
実際に数が確定している衛星の数は71個ですが報告数では95個という数を誇っています。
実は、2021年までは木星が太陽系で最も多くの衛星を持つ惑星でした、しかしその後土星でさらに衛星が発見され、その数が146個に達したため、木星は現在2位となっています。
とはいえ、土星の146個は報告された数で確定衛星数はまだ66個しか認められておらず、現在72個認められている木星は勝っているとも言えます。
なお、木星の衛星95個のうち名前がついている衛星は57個にしかありません。
2023年2月26日時点でなんと95個で太陽系2番目の衛星数
豆知識2|木星は地球を守るヒーローだった!?
木星は、その巨大なサイズと強力な重力で、圧倒的な存在感ですがヒーローのように地球を守っているかもしれないということはご存知でしたか?
木星は地球に比べて8000倍もの頻度で隕石が落下しており、その直径は地球の11倍、質量は318倍もあります。
この圧倒的なパワー(重量)のおかげで、木星が周囲の隕石を引き寄せ、地球に落ちるはずだった隕石を代わりに受け止めてくれている可能性があるのです。
特に恐ろしいのは、地球規模の巨大な隕石が木星に衝突した痕跡が残っていることです。
木星の重力で隕石が引っ張られて地球にはあまり隕石が落ちてこない理由の一つなのかも
豆知識3|木星の周りには〇〇人形が浮遊している
実は木星の周りには実はレゴ人形が浮遊してます。
探査機ジュノーに乗って木星へ旅立ったのは、レゴ人形3体です。
望遠鏡を持ったガリレオ、虫眼鏡を持ったジュノー、そして雷を持ったジュピターというキャラクターのレゴ人形が特別仕様で作られました。
この人形たちはアルミニウム製で、現状、宇宙で最も遠くに到達したおもちゃとなっています。
このレゴ人形は1体5000ドル(日本円で約70万円程度)以上、製作費用がかかったそう
豆知識4|衛星も太陽系最大
木星は太陽系で最も大きな惑星ですが、その衛星もまた最大級のものが揃っています。
特に、ガリレオが発見した木星の衛星『ガリレオ衛星』の一つ、ガニメデは太陽系で最大の衛星で、半径も質量も他の衛星を圧倒しています。
そのサイズは直径5,268 kmもあり月の約3,476kmと比べてもその大きさが規格外だということがわかると思います。
実際、そのサイズは水星よりも8%も大きく、太陽系全体の天体の中でも9番目に大きいとされています。
ガニメデは明るく大きな天体なので双眼鏡でも簡単に見ることができますよ
豆知識5|木星の模様に隠された真実
木星の縞模様はマーブル模様のようになっており、水素やヘリウムなどのガスで構成されています。
この模様は厚さが3000kmもあるアンモニアの雲が作り出しています。
自転がとても早く、強い力がかかっているためこのように複雑に混ざり込んでいるような模様を作り出していると言われています。
この模様は縞模様と呼ばれておりマーブル模様のように見える
豆知識6|一番でかいのに一番早く自転している
地球と比べて約27倍のスピードで自転しています
その時間は1周たったの10時間、地球の1日(1周)24時間と比べても半分以下です。人によっては寝てるだけで一日が終わってしまいますね。
木星の構成上、そのほとんどがガスでできているため実は木星自体は軽く、それが回転のスピードがとても速い理由だと考えられています。
1日が約10時間、地球と比べて27倍のスピードです
豆知識7|北極点の不気味な台風
木星の北極点には謎の9つの台風が常に存在しています。
大きな一つの円を中心に8個周りに円があり、まるで9つのような模様が常にあります。
木星では大量の台風が各地で起こっていますが、 なぜ、北極点に集まるのか、なぜ合体して一つの大きな台風にならないのか謎とされています。
土星には8角形の雲、木星には9つの台風が常に存在している
豆知識8|地球サイズの台風がある
木星にはなんと地球2個分の巨大台風があります。
これは木星の代表的な模様である大赤斑です
フランスの天文学者ジョヴァンニ・カッシーニが発見してから300年以上常に存在しています。
一番大きな渦である大赤斑以外にも木星では頻繁に 台風が起こっています。
その中で大赤斑に関わらず地球規模の巨大台風は度々発見しておりその規模の大きさに驚くばかりです。
大赤斑は地球の2倍以上のサイズの巨大台風
豆知識9|大赤斑は21世紀中に無くなる?
小学生の理科でも学ぶ、星に詳しくない人でも知っている木星の大赤斑。
先ほどの紹介でもあった通りとても巨大で昔からある特徴的な模様です。
しかしその大赤斑は消えることが予想されています。
それも意外と早く、20~30年の間に消えるのではないかと言われています。
これまで300年以上大きさがほとんど変わらず消失の可能性はほぼないと されていましたが少しずつ小さくなってきているという事実があります。
昔は大赤斑は今の4倍のサイズがあったそうですが徐々に小さくなってきているので近く、消失してしまう可能性があります。
20年後には消えてしまうかもしれない大赤斑を今の間によく見ておこう!
豆知識10|木星には『カビの生えたピザ』のような衛星がある
先ほど紹介したガリレオ衛星の一つ『イオ』このイオという天体はカビの生えたピザと紹介されています。
こう呼ばれた理由はそのまま、見た目で緑色黄色に白色、オレンジ色に黒といった様々なカビっぽい色合いが所狭し不規則に模様として見えています。
イオの写真は多様な硫黄化合物からこのような色彩豊かなカラーになっているとされていますが、この写真自体は加工されている可能性が高いです。
イオは月とほぼ同じ大きさで太陽系衛星の中でも4番目に大きい衛星です。
イオ一番の特徴は400以上の火山があることで、かなり活発に活動しています。
カビの生えたピザはイオを見たボイジャーの科学者が例えた見た目です
【まとめ】
大きすぎる惑星である木星の雑学はいかがでしたか?
その大きさから木星には様々な謎や不思議が隠されています。
最近も探査機が木星を探査しており、地球にはない大量のエネルギーをどうにか得られないか、や、木星を知ることで太陽系の誕生まで知ることができるかもしれないとされています。
ぜひ、今回知った木星の知識を友達に共有してみましょう
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