1969年7月20日。これは人類が初めて月面に降り立った日
アポロ11号は3人の宇宙飛行士を乗せて飛び立ちました。
しかしこの事実に対して懐疑的な意見があります。
実は20%のアメリカ人は月面着陸を真実か疑っているそうです。
確かに宇宙空間ではおかしい事象が起こっているようです。
今回は 月面着陸が本当に起こったことなのか、10疑惑の理由をお話いたします。
疑惑1「宇宙空間なのに星条旗が旗めいている」
宇宙は真空で風がないはずなのに、無重力の状況下でも旗がはためいているのは不自然ですよね。
これは、月面の撮影セット内で風が発生してしまったからではないか。
理由
実は真空でも旗は旗めきます。
もちろん、疑惑の通り宇宙では真空状態のため風はありません。
無重力状態なのでポールを地面に刺すと旗がポールについている根本から揺れます。
これが宇宙空間なのに星条旗が旗めいている理由です。(どちらかというと波打っている?)
疑惑2「あの時代に月面の映像を中継できたのは嘘」
1960年代後半の技術で、地球と月の間で映像のライブ中継ができるとは考えにくいという意見があります。
当時の通信技術は遅く、宇宙から高品質な映像を送るのは不可能だと感じる人も多いようです。その上、映像があまりにもクリアであるため、地球上で撮影されたものではないかと疑う声もあります。
理由
当時、NASAは深宇宙通信ネットワーク(Deep Space Network, DSN)という大規模な通信インフラを整備していた。
パークス天文台(オーストラリア)やゴールドストーン深宇宙通信施設(アメリカ)などが、中継地点として機能し、月面からの信号を受信して増幅し、世界中に配信しました。その証拠が実際に今も残されています。
アポロ11号には、月面で使うための特別なカメラと送信機が搭載されていた。
低解像度の映像フォーマットを使用し、それを地球で標準的なテレビ放送に変換していた。
疑惑3「月は放射線に人間が耐えられるはずがない!」
宇宙には放射線があり大気に守られた地球とは違い、月面の放射線環境が地球よりも厳しいため、そこでの活動は危険だと感じる。
理由
アポロ計画の宇宙船には、放射線から宇宙飛行士を保護するためのシールドが装備されていました。このシールドは、特に宇宙線や太陽風からの放射線を減少させるよう設計されていました。
アポロ計画で使用された放射線防護服は、鉛を含む特別な繊維で作られており、放射線の透過を防ぐよう設計されていました。
実際アポロ11号の宇宙飛行士が受けた放射線量は約0.18レムであり、これは地球上で自然に受ける年間放射線量の約2倍程度です。これは短期間では健康に重大な影響を与えるレベルではありません。
疑惑4「太陽の光しかないのに影がおかしい」
月面の写真や映像で、太陽がうしろにあるのに宇宙飛行士の姿が影で真っ黒にならずに姿が確認できているのはおかしい
理由
月そのものが光を反射させる性質を持つ砂のため太陽からの光を反射しています。
アポロ11号の着陸地点周辺の写真では、地面の凹凸や岩石の影が様々な方向に伸びていることが確認できる。
アポロ計画の写真では、月面の地表が明るく輝いていることが確認できます。これは、太陽光が月面で反射し、その反射光が影の部分にも届いているためです。
疑惑5「ロケット着陸のクレーターがない」
大きな力を加えれば、地面に何らかの跡が残ると考えるのは自然。
足跡は残るのにロケットのクレーター跡がないのはおかしい!
理由
答えは減速して着陸したからです。
エンジンの推力が最小限に抑えられており、その結果、地面に大きなクレーターを残すことはありません
その結果、エンジンの推力が地面を強く掘り返すことはなく、わずかな表面の塵が吹き飛ぶ程度にとどまります。
疑惑6「もう何年も月に行ってない」
アポロ計画が成功してから何十年も経っているのに、再び月に行っていないのはおかしい。
技術が進歩しているにもかかわらず、なぜ再び月に行かないのか疑問に感じる。
理由
再び月に行っていない理由は、技術的な問題よりも経済的および政治的な理由が大きいのです。
アポロ計画は非常に高額なプロジェクトでした。1960年代から1970年代にかけて、NASAの予算の大部分がアポロ計画に費やされました。
当時、冷戦下での米ソの宇宙開発競争があり、月面着陸は国威発揚のための重要な目標でした。
その後はスペースシャトルプログラムや国際宇宙ステーションの建設に力を入れていきました。
月への有人ミッションは技術的には可能ですが、依然として高額でリスクの高い挑戦です。
現在、NASAや他の宇宙機関は再び月に行く計画を進めています。例えば、NASAのアルテミス計画では、2020年代に再び有人月面探査を実施することが予定されています。
疑惑7「燃料切り離して月に行ったのに帰りは?」
アポロ計画では、月面に降り立つために一部のロケットを切り離して使用した。
しかし、切り離した後にどうやって地球に戻ってきたのかが理解できない。燃料や推進力が不足していたのではないかと疑われる。
理由
月面から離陸し、月軌道上の司令船(Command Module, CM)にドッキングするためのエンジンと燃料を持っています。
アポロ計画の宇宙飛行士は、月面での任務を完了した後、着陸船は月面から離陸し、月軌道上で待機している司令船とドッキングしました。
その後、司令船のエンジンを使って月軌道を離脱し、地球に帰還するための軌道に乗りました。
司令船には地球への帰還に必要な推進力と燃料が十分に備わっており、また、地球の大気圏に再突入するための耐熱シールドも装備されています。
最終的に、地球の大気圏に再突入してからは、パラシュートを使って安全に海上に着水しました。
疑惑8「月の石はほぼ地球と同じ成分らしい」
アポロ計画で持ち帰られた月の石は、地球の岩石とほぼ同じ成分で構成されていると聞いた。
もし本当に月の石が地球のものと同じであるなら、これらの石は月から持ち帰られたのではなく、地球上の石なのではないか
理由
月の石が地球の岩石といくつかの成分を共有しているのは事実ですが、月の石には地球の岩石には見られない独特の特徴と成分が含まれています。
月の石の年代です。月の石は非常に古く、約36億年から44億年前のもの
月の石には太陽風からの痕跡が見られます。
月には大気がないため、月の表面の石は直接太陽風に晒されています。
疑惑9「星が見えない理由」
アポロ計画で撮影された月面の写真や映像には星が見えない。
宇宙空間には無数の星が輝いているはずなのに、なぜ星が写っていないのか。
これは映像が偽物である証拠!
理由
月面での撮影は、太陽の強烈な光が照らす明るい月の地表を捉えるために行われました。
地球は大気によって光が拡散されており普段は明るく見えている
月は大気がないので星の光を拡散できない
露出時間を短くして光量を絞り太陽の明かりや宇宙服の白の明るさを抑える撮影をしたので星が見えないのです
疑惑10「監督のスタンリーに月面の映像作成を依頼した話がある」
アポロ計画の月面着陸映像は偽物で、シャイニングや2001年宇宙の旅で有名なスタンリー・キューブリック監督に依頼して撮影されたという話を聞いたことがある!
理由
スタンリー・キューブリックは1968年に映画『2001年宇宙の旅』を制作しました。
この映画の宇宙シーンのリアルさから、彼がNASAの映像制作に関与したという都市伝説がTV番組内で紹介され、その噂が一気に広まりました。
フィクション作品からアメリカの高官がそう依頼したというフェイク・ドキュメンタリーとしてフランスの番組が始まりだそうです。
まとめ
本当に月に行ったかどうか、それを信じる信じないは自由です。
今回ご紹介した内容ももしかしたら矛盾点があるかもしれません。
しかし、月に行ったというのはロマンを感じますよね。
行っていないと言うのは簡単です、大切なのは疑問を持つことです。
疑問や不思議な点があったら考えるのをやめずにぜひ、調査してみましょう!そうすればきっと月に行けるはず!
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