【必見】星空撮影の初心者が気を付けるべき基本テクを解説｜カメラの選び方も！

2023年5月9日2024年9月13日

星空は、その美しさと神秘性から多くの人々を魅了しています。しかし、その美しさを写真に収めるためには、一般的な撮影とは異なるテクニックが必要です。そこで、今回は初心者向けに星空撮影の基本テクニックを解説します。これらのテクニックを身につければ、あなたも美しい星空の写真を撮影することができるでしょう。

カメラ機材の選び方

星空撮影には、一眼レフカメラやミラーレスカメラがおすすめです。これらのカメラは、センサーが大きく、暗い場所でも高画質な写真が撮れます。また、広角レンズを使うことで、広い範囲の星空を捉えることができます。

まずは、撮影したい星空の種類や明るさ、撮影場所などを考慮し、必要な性能を決めます。

カメラ本体は、ISO感度が高く、ノイズの少ないものが望ましいです。また、シャッタースピードや露出時間を長く設定できるカメラが必要です。広角レンズを使用することで、広い範囲を綺麗に撮影することができます。

その他、リモートシャッターやフィルター、バッテリーグリップなど、撮影に便利なアクセサリーも検討しましょう。最新の機能を持つ高性能カメラが必要ではありませんが、十分な機能を備えた機材を選ぶことで、素晴らしい星空写真を撮影することができます。

三脚の使用

星空撮影では、長時間露光するためにカメラを安定させる必要があります。そのため、三脚を使用してカメラを固定しましょう。安定したカメラで撮影することで、星がぶれずに鮮明な写真が撮れます。

三脚を選ぶ際には、重量や高さ、安定性、持ち運びやすさなどを考慮する必要があります。軽量なものは持ち運びが楽ですが、強風時や不安定な地面での使用には適していません。一方、安定性が高いものは重くなる傾向があります。

また、三脚の高さにも注目しましょう。撮影対象に合わせて高さを調整できるものが便利です。さらに、三脚の頭部には、パンニングやチルトなどの動きを制御するためのヘッドが付属している場合があります。このヘッドの種類によって、撮影の自由度や操作性が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

露光時間の設定

星空撮影では、長い露光時間が必要です。ただし、あまり長い時間に設定すると、地球の回転によって星がぼやけてしまいます。そこで、600 ÷ 焦点距離の法則を利用して、適切な露光時間を求めましょう。

例えば、18mmのレンズを使っている場合、露光時間は約30秒が適切です。

ISO感度の調整

星空撮影では、ISO感度を高く設定することで、暗い場所での撮影が可能になります。ただし、ISO感度が高すぎるとノイズが発生するため、適切なバランスを見つけることが重要です。

一般的には、ISO 1600から3200の範囲で調整してみましょう。

自動ISO感度設定のオン/オフを切り替えるカメラには、被写体の明るさに合わせて自動でISO感度を調整する自動ISO感度設定があります。この機能を利用する場合は、オンにしておくと便利です。ただし、手動でISO感度を設定したい場合は、オフにしておきます。
手動でISO感度を設定する被写体の明るさに合わせて、適切なISO感度を設定します。明るい場所では、ISO感度を低く設定することで、ノイズの少ない画像を撮影することができます。暗い場所では、ISO感度を高く設定することで、明るく撮影することができますが、ノイズの発生が多くなります。ISO感度を調整する場合は、撮影対象に合わせて調整しましょう。
ISO感度の自動制御を利用する ISO感度の自動制御機能を利用することで、明るい場所では低いISO感度で、暗い場所では高いISO感度で自動的に調整されます。ただし、自動制御を利用する場合でも、被写体や撮影環境によっては、手動でISO感度を調整する必要があります。

ホワイトバランスの設定

星空撮影では、ホワイトバランスを「オート」に設定すると、写真が青みがかった色になることがあります。そのため、ホワイトバランスを「太陽光」や「電球」に設定すると自然な色合いの星空写真が撮れます。

また、RAW形式で撮影することで、後からホワイトバランスを調整することも可能です。

フォーカスの合わせ方

星空撮影では、オートフォーカスでは正確にピントが合わないことがあります。そこで、マニュアルフォーカスを使用して、無限遠の位置にフォーカスを合わせましょう。

また、事前に星の明るい場所でフォーカスを確認しておくと、撮影時にスムーズに作業ができます。

フォーカスポイントを決める撮影する被写体の中心部や目立つ部分など、フォーカスを合わせたい部分を決めます。
フォーカスモードを設定するカメラのフォーカスモードを、マニュアルフォーカス（MF）またはオートフォーカス（AF）に設定します。マニュアルフォーカスの場合は、レンズのフォーカスリングを手動で調整します。オートフォーカスの場合は、カメラが自動的に被写体を認識してフォーカスを合わせます。
フォーカスを合わせるマニュアルフォーカスの場合、レンズのフォーカスリングを回してフォーカスを合わせます。オートフォーカスの場合は、シャッターボタンを半押しするか、AF-ONボタンを押して、カメラが被写体を認識して自動的にフォーカスを合わせるようにします。
フォーカスを確認するフォーカスが合っているかを確認します。カメラの液晶画面やファインダーで、フォーカスが合っていることを確認しましょう。また、拡大表示機能を使用することで、細かい部分までフォーカスを合わせることができます。

まとめ

これらの基本テクニックをマスターすれば、初心者でも美しい星空の写真を撮影することができます。カメラ機材の選び方、三脚の使用、露光時間の設定、ISO感度の調整、ホワイトバランスの設定、フォーカスの合わせ方を意識して、星空撮影に挑戦してみましょう。美しい星空写真を撮影し、SNSやブログでシェアすれば、友人や家族から驚きと感動をもらえることでしょう。撮影の楽しさを味わいながら、スキルを磨いていきましょう。