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『季節ごとの星座を厳選紹介!』帰宅中に見つけるあの星の並びは何という名前なの?【春夏秋冬】

天体観測における季節ごとのオススメの星座

天体観測をする際には、季節によって見える星座が異なります。今回は、季節ごとにおすすめの星座をご紹介します。

もくじ

【春の星座】

春の夜空を代表する星座は、おおぐま座です。

また、春には、こぐま座やかに座も見ることができます。こぐま座は北斗七星が含まれる星座として発見が容易でわかりやすいです。

おおぐま座

おおぐま座は古代ギリシャ神話に由来し、女神カリストが熊に変えられた姿とされています。おおぐま座は、北極星を見つけるのに役立つことでも有名です。おおぐま座の最も目立つ特徴は、通称「ビッグディッパー」と呼ばれるアスタリズム(星の組み合わせ)です。ビッグディッパーは、7つの明るい星で構成された「大きなスプーン」の形状をしています。

うしかい座

うしかい座には、いくつかの明るい星が含まれていますが、最も輝かしい星はアークトゥルスです。アークトゥルスは、全天で第4位の明るさを持つ恒星で、オレンジ色の巨星です。また、アークトゥルスは、近くのおおぐま座のビッグディッパーから見つけることができます。ビッグディッパーの「大きなスプーン」の端から、線を描くように延長していくと、アークトゥルスに辿り着きます。この方法は、「アークトゥルスに弧をたどる」というフレーズで覚えられています

【夏の星座】

夏の夜空を代表する星座は、です。夏の大三角のはくちょう座とわし座とこと座です、夏の夜空には特に美しく輝きます。また、夏には、はくちょう座やこと座も見ることができます。はくちょう座には、ダブルベネット星やはくちょう座γ星などがあり、白く明るい星座です。こと座には、アルビレオやこと座η星などがあり、色鮮やかで美しい星座です。

はくちょう座

はくちょう座の最も輝かしい星はデネブです。デネブは青白い超巨星で全天で20番目に明るい星です。また、デネブはペガスス座のマルカブ、こと座のベガとともに、夏の大三角を構成する星の一つでもあります。はくちょう座は天の川の中を飛ぶように広がっており、独特の十字型をしています。この十字型の形状は、「北十字」とも呼ばれ、南半球にある「南十字」と対になる存在です。

わし座

わし座の最も輝かしい星はアルタイルです。アルタイルは白い主系列星で全天で12番目に明るい星です。また、アルタイルは、はくちょう座のデネブ、こと座のベガとともに、夏の大三角を構成する星の一つでもあります。わし座はその形状が鷲の姿を象っているとされ、アルタイルを中心に、いくつかの星が放射状に広がっています。

七夕伝説での彦星とされるのは、わし座のアルタイルです。

こと座

こと座の最も輝かしい星はベガです。ベガは青白い主系列星で全天で5番目に明るい星です。また、ベガは、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルとともに、夏の大三角を構成する星の一つでもあります。

こと座の近くには特に有名なのが「リング星雲」(M57)があります。リング星雲は、惑星状星雲の一種で、望遠鏡を通して見ると、煙の輪が浮かんでいるような美しい姿を見せてくれます。

七夕伝説では織姫とされるのは、こと座のベガです。

【秋の星座】

秋の夜空を代表する星座は、ペガスス座です。ペガスス座は、馬の形をしており、北の空に位置しています。ペガスス座には、天の川に近いところにあるホルスアイズなどの明るい星があり、美しい星座です。また、秋には、アンドロメダ座も見ることができます。アンドロメダ座には、アンドロメダ銀河が含まれており、肉眼でも見ることができます。

ペガスス座

ペガスス座は、四角形をしたアスタリズム「ペガススの大四角」が特徴的で、この四角形は秋の夜空で目立ちます。ペガススの大四角を構成する星は、マルカブ、シェアト、アルゲニブ、およびアンドロメダ座に属するアルファラートです。

ギリシャ神話の有翼の馬ペガサスに由来し、この神話の馬を象徴しています。ペガサスは、英雄ペルセウスがゴルゴンのメデューサを倒した際に、彼女の首から生まれたとされています。

アンドロメダ座

アンドロメダ座で最も有名なのは「アンドロメダ銀河」(M31)の存在です。アンドロメダ銀河は、銀河系の最も近い大きな隣人であり、おおよそ250万光年離れています。適切な条件下では肉眼でも観測することができます。望遠鏡を使うとその美しい渦巻構造が観測できます。

ギリシャ神話に登場するエチオピアの王女アンドロメダに由来し、この星座は彼女を象徴しています。アンドロメダは、海の怪物ケートスに生贄にされかけたが、英雄ペルセウスによって救われ、その後彼と結婚しました。

【冬の星座】

冬の夜空を代表する星座は、オリオン座です。オリオン座には、ベテルギウスやリゲルなどの明るい星があり、赤や青色が印象的な美しい星座です。また、冬には、いて座やオリオン大星雲も見ることができます。いて座には、サドルバックやいて座η星などがあり、明るい星が多い星座です。オリオン大星雲は、オリオン座にある星雲で、肉眼でも見える大きさの星雲です。

オリオン座

オリオン座は、その特徴的な形状から非常に目立ちやすく、3つの明るい星が一直線上に並ぶ「オリオンのベルト」が有名です。オリオンのベルトを構成する星は、アルニラム、アルニトク、ミンタカです。オリオンのベルトの両端には、明るく輝く巨星があります。オリオン座の右肩にあたるベテルギウス(α星)は、赤色の超巨星で、左足にあたるリゲルは、青白い巨星です。

ギリシャ神話の猟師オリオンに由来し、この星座は彼を象徴しています。オリオンは、巨人であり、猟師としての技能を持っていたとされています。

おおいぬ座

ラテン語で”大きな犬”を意味します。おおいぬ座は、主に、非常に明るい星であるシリウスが含まれることで知られています。シリウスの明るさは-1.5等で全天で最も明るい星です。

猟犬シリウスは、オリオン座の狩人オリオンの狩猟の相棒でした。ある時、オリオンは、ゼウス神に誘われ、海の向こうの島へ旅立ちます。しかし、オリオンが旅立った後、シリウスは孤独を感じ、泣きながらオリオンを探し回りました。

すると、シリウスは、女神アルテミスのもとにたどり着きます。アルテミスは、シリウスをかわいそうに思い、彼を星座に変えました。そして、その星座は、オリオンの傍らに位置することとなり、オリオンとともに天空を彩る星座となったのです。

また、別の物語では、シリウスは、海王ポセイドンのもとに仕える猟犬であるとされています。シリウスは、ポセイドンの命令に従い、海の中を泳ぎ回り、船を襲う海怪を追い払う役割を担っていたとされています。

【まとめ】

以上が、季節ごとにおすすめの星座です。ただし、天気や気象条件によっては見えにくい場合もありますので、天体観測をする際には、事前に天気予報を確認してから出かけましょう。また、肉眼だけでなく、双眼鏡や望遠鏡を使うことで、より多くの星座や天体を観察することができます。天体観測をする際には、安全に注意し、楽しい時間を過ごしましょう。

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