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宇宙は何℃!?絶対零度から1500万℃の世界って!?

みなさんは宇宙の温度と聞いて、想像がつきますか?

一般的に、標高が100m高くなるごとに、約0.6℃~1.0℃ずつ気温が下がるといわれています。
これは、気圧が下がると空気が膨張し、エネルギーが散らばる為だと言われています。

では、地上からはるか上空の宇宙では、どうなるのでしょうか?
逆に、太陽や恒星近くの高温の場所はいったいどうなのでしょうか?

この記事では、宇宙のさまざまな温度について紹介していきます。

もくじ

宇宙の温度は何℃

宇宙の温度を知るためには、宇宙背景放射(Cosmic Microwave Background Radiation)という現象を知る必要があります。これはビッグバンの爆発から約13.8億年前に宇宙が誕生した際のエネルギーの名残であり、宇宙全体に広がっています。

宇宙温度の平均は約-270℃です。

宇宙背景放射の温度は約2.7ケルビン(約-270.45℃)とされており、これは、絶対零度に近い極めて低い温度です。宇宙空間においては、熱の伝導や対流がほとんど起こらず、物体は放射熱によって徐々に冷えていきます。

宇宙には暑い場所も存在する?

一方で、宇宙には暑い場所も存在します。例えば、星や銀河の内部では核融合によって非常に高い温度が発生します。例えば太陽の中心部でも約1,500万℃もの高温が維持されています。また、宇宙の一部には超新星爆発やブラックホールなど、非常に高温な現象も存在します。

一番熱い星

現在観測されている一番熱い星は「KELT-9b」という恒星で摂氏10,000度の熱を持っているとされています。近くにある惑星は4,300℃にも達しており、もはや下手な恒星ぐらいの熱を持っています。

平均気温や温度のばらつき

さらに、宇宙における平均的な温度は、本当は難しい概念です。

宇宙空間は非常に広大で、さまざまな場所に異なる温度が存在します。銀河間の空洞や冷たいガス雲では宇宙背景放射に近い低温が支配的ですが、銀河の中心部や活発な星形成領域では高温が観測されます。

宇宙空間にある宇宙船が太陽から遠ざかっていくと、徐々に冷たくなっていきますよね。宇宙船が遠くの星に到達したとき、活動していない宇宙の温度は非常に低い約-270℃に近づくでしょう。

このように、宇宙はとても寒い場所なのです。

しかし、宇宙には太陽の温度を超える星が多く存在します。太陽でも膨大な熱エネルギーを放射しており、その表面温度は約5,500℃から約6,000℃になっています。このような星々は熱く、宇宙の中で光を放ち続けている星々は高い温度を有しています。

ブラックホールは超高温?

銀河という宇宙の大きな集まりの中には、非常に高温な場所も存在します。例えば、中心には巨大なブラックホールがあり、その周りでは物質が激しく回転し、非常に高温なガスが放出されていると考えられています。

【まとめ】

宇宙は寒暖差の激しい過酷な環境だとおわかりいただけたかと思います。
平均温度は約-270℃と極めて低く、しかし恒星や銀河の内部では非常に高い温度が観測されます。
太陽や他の星々は輝かしく熱く、ブラックホール周辺には超高温な現象が存在します。
この宇宙の寒暖差は、宇宙のエネルギーの探求と理解を促す重要な要素となっています。
未知の世界に踏み込む冒険が、宇宙の温度、はたまた宇宙の歴史を紐解くきっかけとなるのです。

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